キャンプで「焼き鳥」を作ってみたいけれど、炭火の準備や後片付けが面倒だと感じたことはありませんか?
実は、フライパンひとつあれば、香ばしくジューシーな焼き鳥が簡単に作れるのです。
この記事では、キャンプでも失敗しない焼き鳥の焼き方のコツと5つのステップを解説します。
炭火がなくても皮はパリッと、タレはとろりと照りのある仕上がりに。
「初めてでもきれいに焼けるコツを知りたい」
「家でもキャンプでも同じようにおいしく作りたい」
そんな方にぴったりの内容です。
次の章からは、下ごしらえから焼き上げまで、誰でも成功できる焼き鳥の基本を順に見ていきましょう。
目次
キャンプ 焼き鳥 フライパンでおいしく作るコツ
炭火より簡単!フライパン調理の魅力
「キャンプで焼き鳥を作るなら炭火」と思いがちですが、フライパンでも十分おいしく作れます。
コツは、動かさずに皮をしっかり焼くことと、タレを焦がさず煮絡める火加減にあります。
この2点を押さえるだけで、キャンプでも専門店のような香ばしさを再現できます。
キャンプ 焼き鳥 事前準備と下ごしらえ
鶏もも肉とねぎの下ごしらえ
まずは、鶏もも肉とねぎの準備から。
鶏もも肉は皮を下にして置き、余分な脂を除きます。
皮ごと横半分に切り、そのまま1〜1.5cm幅に等しく切りましょう。
形を崩さず切ることが火の通りを均一にするコツです。
ねぎは3〜4cm幅に切り、両面に浅い斜めの切り込みを5〜6本。
この工程は、味のしみ込みと食感をよくするために欠かせません。
フライパンへの並べ方
「皮を下にして元の形に戻すように並べる」と明記されています。
これにより、火が通る途中で倒れるのを防ぎ、皮全体が均一に焼けます。
キャンプではバーナーやカセットコンロを使う場合でも、
密着させるように並べるだけで見た目も美しく、香ばしい焼き上がりになります。
キャンプ 焼き鳥 失敗しない焼き方5ステップ
STEP1 中火で皮目をじっくり焼く
フライパンを中火〜やや強火にかけ、最初の数分間は絶対に動かさないこと。ちなみに私は一切動かしません。
皮をじっくり焼くことで余分な脂が出て、香ばしさが増します。
実は皮をパリッと焼くために、この「強めの中火で動かさない時間」はとても重要です。
ねぎは焦げやすいので、途中で軽く転がして焼き色を均一に整えましょう。

STEP2 裏返して1分焼く
皮目を下にして7分ほど焼くと、パリッと焼けます。ここで鶏肉を裏返します。
ある程度つながっていると思うので、そのまま離さずに返してしまいましょう。
そのほうが転がったりせず、裏面をしっかり焼きやすいです。
裏面(身側)は3分程度でOK。
中まで火を通しつつ、皮の食感を損なわない絶妙なタイミングです。
このときも、フライパンをあまり動かさず、焼き面を安定させましょう。
STEP3 タレを入れて煮詰める
事前に混ぜておいたタレ(砂糖大さじ1・しょうゆ大さじ2と1/2・みりん大さじ2)を、
鍋肌から静かに流し入れます。そうでないと、せっかくパリッと焼いた皮がパリパリでなくなってしまいます。
ここが味の決め手です。
火加減はそのままにして1分ほど煮詰めます。
ここでも、「フライパンを振らないこと」が重要です。
皮を動かさずにおくことで、自然に照りととろみが出て、見た目も味も格段に良くなります。
STEP4 とろみを見極めて火を止める
タレに軽いとろみがついた瞬間が、ベストな仕上げどき。
ここで火を止めると、余熱でタレがさらに絡み、皮はパリッと、身はしっとりとします。
焦らず、泡が大きくなってくるまで見守ることが大切です。

STEP5 皿に盛りつけて完成
焼き上がった鶏肉とねぎを皿に移し、残ったタレをかければ、キャンプ場でも専門店のような焼き鳥が完成。
お好みで切り海苔や一味唐辛子を添えれば、香りと彩りもアップします。

キャンプ 焼き鳥 タレの黄金比と焦がさないコツ
タレの基本比率
ここでは、タレの配合をしょうゆ大さじ2と1/2・みりん大さじ2・砂糖大さじ1としています。
このバランスが、焦げにくく、香ばしさと甘辛さを両立させる黄金比です。
焦げ防止のタイミング
タレを入れるのは皮を裏返した後が最適。
皮が下のまま入れると焦げやすくなるため、
この順序を守ることで、タレがしっかりと絡まり、見た目も美しく仕上がります。
キャンプ 焼き鳥 焦げずにおいしく焼くための注意点
フライパンを振らない
上手に焼くために、「フライパンをふらない」ことが重要です。
動かさずに焼くことで、皮が動かず、タレが均一に煮詰まるため、
香ばしさ・照り・食感のすべてが整います。
火加減を一定に保つ
火を強くしすぎるとタレが一気に焦げます。
中火をキープし、泡が細かく立つくらいを目安にすると、
ちょうどよく照りが出ておいしく仕上がります。
キャンプ 焼き鳥 簡単アレンジレシピ3選
ねぎ塩レモン風
タレを使わず、焼き上げた鶏肉にレモン汁+塩+ごま油少々を合わせれば、
さっぱりした味わいに。暑い季節のキャンプにぴったりです。
甘辛照りマヨ丼
ご飯の上に焼き鳥をのせ、その上にマヨネーズを細くかけるだけで、
濃厚で食欲をそそる丼に。お子さんにも人気の味わいです。
柚子こしょうアレンジ
仕上げに柚子こしょうをひとすくい混ぜると、
香りが立ち上がり、いつもの焼き鳥が大人の味に変わります。
まとめ|フライパンひとつで叶うキャンプ焼き鳥の極意
キャンプでの焼き鳥は、炭火だけが正解ではありません。
フライパンひとつでも、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシーに仕上がります。
その秘訣は、白ごはん.comのレシピにもあるように、
「皮を下にして動かさず焼く」「タレを焦がさずに煮絡める」――この2つの基本を守ること。
さらに、火加減を一定に保ち、フライパンを振らないことで、
照りのある美しい焼き色が自然とつきます。
キャンプの限られた環境でも、家庭で味わう以上の満足感が得られるのが、フライパン焼き鳥の魅力です。
準備も片付けもシンプルなのに、香り立つタレとこんがり焼けた皮が食欲を刺激します。
炊きたてのごはんにのせれば、まるで専門店の焼き鳥丼。
次のキャンプでは、ぜひこの「失敗しない5ステップ」で挑戦してみてください。
📖引用元:白ごはん.com「焼き鳥丼のレシピ/作り方」